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執筆者の写真NUM

クリエイティブコーダーインタビュー|chobishibaさん|日々の楽しみや癒し


こんにちは。NUMです。


遂に、以前からやってみたかったインタビュー記事を書くことになりました!


今回は「chobishiba」さんをインタビューさせていただきました。

chobishibaさんはRubyでクリエイティブコーディングをされていて

以前から気になっていたので、僕からご連絡しました!



目次


自己紹介

── chobishibaさんの自己紹介をお願いします。



Rubyというプログラミング言語を使ってソフトウェア開発をしてるエンジニアです。美術館と本屋が好きです。





── クリエイティブコーディングを始めたきっかけは?


大学でProcessingを使った授業を受けたことがきっかけです。




クリエイティブコーディング

── Rubyでクリエイティブコーディングをする事の魅力について教えてください。


Rubyとp5.jsを組み合わせてます。

日々仕事でRubyを使ってプログラミングをしてるので、一番手に馴染んでるRubyの構文で書けることはストレスなく、より絵作りに集中できます。

(p5.jsだけでやってると、たとえば繰り返し処理を書きたい時Rubyならこう書くけど、JavaScriptならどうだったっけ…となってしまって気が散ります)



Rubyにも便利なメソッドがいろいろ用意されてるので、p5.jsと組み合わせると少ない行数でやりたいことが実現できるところが楽しいです。




── 例えばどんな便利メソッドがありますか?


配列の要素をランダムに選んで任意の数を取り出せるsampleメソッドとか、 整数の擬似乱数を作れるrandとか、 奇数か判断する odd?(偶数もあります even?)、 配列の各要素に対して処理を行った結果を配列で返すmapというメソッドもあります。どれもクリエイティブコーディングをしてる中でよく使いたくなるもので、重宝してます。




── どんな作品を制作されてますか?


幾何学や、タイルというか、パターンを作って繰り返すものが多いです。

青が好きでよく使います。




作ったものは以下で公開してます。



── 僕もサイトを拝見させていただきました。所々、Rubyらしさのある作品があって素敵ですね! Genuaryにも積極的に参加されていてクリエイティブコーディング愛が伝わってきます、、


── 左:コード 右:実行結果 左上:リロードボタンを押下するとコードを再実行




── どのようにしてインスピレーションを得ていますか?



生活の中で出会ったもの、楽しかったこと、この模様コードで再現できないかなとか。Genuary(https://genuary.art/prompts)などお題から考えて作ることもあります。




好きなクリエイティブコーダー

── 好きなクリエイティブコーダーはいますか?


好きなアーティストはたくさんいて挙げたらキリがないくらいなんですが、

bioに『クリエイティブコーダー』と書いて活動されてる方だと以下のお三方の作品が好きでよく拝見してます。



Takawoさん(@takawo)




センバクさん(@senbaku)




ykxotkx さん(@ykxotkx)




── 僕もお三方は大好きですね。毎日SNSで作品を見るのが日課になっています笑

ykxotkxさんは最近あまり見かけないですが、また新作が見れる日を楽しみにしています、、



RubyKaigi

── RubyKaigiに参加されて、LTで発表した内容を教えて下さい!


RubyKaigiとはプログラミング言語Rubyに関する国際カンファレンスで、今年は沖縄で開催され約1400人のRubyistが世界中から集まりました。



私はその中の1コンテンツであるLTに「Rubyでクリエイティブコーディングを楽しもう」というテーマでプロポーザルを出したところ採択され、発表する機会をいただけました。



普段プログラムを書く仕事をしている人でもクリエイティブコーディングを知らない方や知っていてもRubyでできることを知らない方も多いので、

どういったものか魅力を紹介し、Rubyの初学者から熟練者まで楽しめる行為であることを伝え、楽器を弾いたり、日記を書いたりするような感覚で、日々の営みとしてコードで気持ちを表現してみませんか?という内容でした。



また鑑賞する(実行する)だけでも作品に関われると、ランダム要素の多い作品を配布して手元で表示してもらい、隣の人とは違う自分だけのものが得られる体験もしてもらいました。


chobishibaさんのスライド:



他の技術イベントでもクリエイティブコーディングの発表をしてきましたが、見ていただいた方が多かったおかげか今回が一番反響がありました。 また実際にクリエイティブコーディングを始めてみたという方も多く、嬉しいのと同時に、これでもうRubyでクリエイティブコーディングすることが珍しいものでもなくなったので次の私らしさを作っていくぞという気持ちになっています。



── 本当に素晴らしい試みですね!心からプログラミングを楽しんでいるchobishibaさんだからこそクリエイティブコーディングの楽しさを伝えられたんだと思います。



伝えたいこと

── クリエイティブコーディングを通じてどんな事を伝えたいですか?


プログラミングが何かを便利にしたり、問題を解決する手段だけではなく、日々の楽しみや癒しにもなることを伝えていけたらなと思います。




まとめ

今回はchobishibaさんのインタビューをさせていただきました。



日本ではあまりクリエイティブコーディングが普及していません。

というのもプログラミング自体の参入障壁が高いので、なかなか一歩が踏み出せないというのが原因かなと思います。



chobishibaさんの発表を機にクリエイティブコーディングを始める人が増えて、こんな楽しみ方があるということを認知してもらえたのは本当に素晴らしい試みだと思いました。

(実は、僕はクリエイティブコーディングを始めて未経験からシステムエンジニアとしてスキルアップできた一人です。)



今回のインタビューでchobishibaさんの価値観を知ることができて、ますます興味が湧いてきました!これからも楽しみながら活動を続けてほしいです。応援しています!



インタビューを受けていただきありがとうございました!

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